こんばんは、赤井ひろ美です。
「ほかのセラピストと言うことが違う」と言っていただくことのひとつに、こんな話があります。
「そもそも、人と比べることって悪いことなの?」

比べたからこそ、気づけたこと
嫉妬や怒りが渦巻いて苦しくなるのは、たしかに大変です。自分もつらいし、変えられるならそれに越したことはありません。
でも、人と比べてみて初めて気づくことも、実はたくさんあるんです。
私の場合、もしほかの夫婦の在り方と自分たち夫婦を比べていなかったら、自分がDVを受けているという事実に気づけませんでした。日常的に受けていた扱いがモラハラや暴力にあたるもので、もし当時アメリカに住んでいたら、夫は間違いなく逮捕されていたレベルの問題だということに。だから私は、人と比べることができてよかったのです。
ほかにも、人と比べることで、今の自分の立ち位置や状態がよく見えます。ときには、湧いてきた嫉妬心をエネルギーにして、すごいことを成し遂げる場合だってあります。
問題は、比べたあとの扱い方
「比較」が生活の中で役に立つ場面はたくさんあります。問題になるのは、比べて得た情報をどう扱うかであって、比べることそのものが悪いわけではありません。
まずは、比べている自分をそのまま受け入れて、観察する。そのうえで、得た情報をどう生かしていくのか。そちらの視点で心の設定を書き換えたほうが、よほど建設的です。
マニュアルどおりにはいかない
ただ、これも時と場合によります。クライアントさんは、ひとりひとり環境も状態も経験も違います。「こういうケースではこうしましょう」というマニュアルどおりの対応はできません。
だから、相手によっては「とりあえず、人と比べるのをやめてみましょうか」とお話しすることも、もちろんあります。
常識では、普通は、一般的には……そんなことは、どうでもいいのです。その人が楽に生きられるようになるコツ、自分でしあわせだと思える道を選ぶやり方さえ身につけてもらえれば、それだけで十分です。
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