こんにちは、赤井ひろ美です。
変わる人と変わらない人の続きです。まだの方は、先にそちらを読んでくださいね。
同じ時期にいらしたBさん
Aさんと同じころに、もうひとり、Bさんという方がいらっしゃいました。Bさんも、長くカウンセリングに通っているのに状況が変わらず、苦しんでいる方でした。
Aさんと同じように月に1回私のところへ、これまでどおり月に2回カウンセラーさんのところへ通うことになり、最初は体調の不安や、ご主人や友人への愚痴をお聴きしながら、セッションを進めていきました。
3回目のセッションが終わった数日後、Bさんからメールが届きました。
「カウンセラーさんと相談したのですが、赤井さんのおっしゃることとカウンセラーさんのおっしゃることが全然違うので、混乱しています。このまま混乱が続くのはよくないので、どちらか一方に集中したほうがいいと言われました。赤井さんのところに通いたいのはやまやまですが、カウンセラーさんのところをやめるわけにはいきません。赤井さんはどう思われますか?」
「変わりたくない」という強い気持ち
メールを読んで、しばらく固まってしまいました。長く通っても変わらなかったから、私のところに来たはず。同じことを言っていたら、意味がないのでは……と。
でもBさんの場合は、それに加えて、「変わりたくない。私が変わる必要なんてない」という意識がとても強かったのです。
自分がどれだけ傷つけられて、かわいそうな状態でいるのか。それに同情して、共感して、慰めてほしい。「あなたは何も悪くない、悪いのは周りの人たち」と言ってほしい。その気持ちが、セッション中もひしひしと伝わってきていました。

私は、それをやらない
ごめんなさい、私はそれをやらないのです。愚痴を聞いて、同情して、よしよしして、それでお金をいただくつもりはありません。たとえそれが、クライアントさんの求めているものだとしても。
去りたい方を追うことはしないので、「カウンセラーさんのところに集中することで早くよくなれると思えるなら、ぜひそうしてください。ご本人が望むことをするのがいちばん大切だと思います」とお返事し、Bさんは通ってこなくなりました。
自分が選んだ行動の結果で、世界はできている
同じ時期に、同じような状況で私のもとにやってきたAさんとBさん。私のやり方は同じでも、おふたりがたどった道はかなり違いました。
どちらの選び方がよくて、どちらが悪い、ということではありません。ここはとても大事なので、覚えておいてください。何を選んでもいいのです。そこに正誤も、善悪も、優劣もありません。
自分が選んだ行動の結果で、世界はできている。
変わるのも、変わらないのも、セラピストやコンサルタントの問題ではなく、すべて自分が選んだ行動の結果なのです。
