クライアントを見るセラピストの視点

こんにちは、赤井ひろ美です。

このブログを読んでくださっている方の中には、ご自身もセラピーやカウンセリングをされている方がたくさんいらっしゃいます。皆さんは、クライアントさんにどんな視点で接していますか?

今日、私自身に気づきがあったので、シェアさせてください。

セッション中、ふとよぎった考え

「どうしていいかわからないので、話を聞いてほしい」というLINEをいただきました。幸いその日は一日パソコン作業の日だったので、すぐに時間を空けて、直接お会いすることにしました。

ひととおりお話をうかがってから、抱え込んでいる感情を手放すためのセッションを始めたのですが、その最中に、こんな考えが頭をよぎったのです。

「この方は心の勉強をしたことがない人だから、すぐに変化を感じてもらうのは難しいかもしれないな」

見る人の意図は、現実に影響する

「観察する人がどんな意図を持って見ているか」は、目の前の現実に大きく影響する。私はそう考えています。

おっと、これは私の視点がこじれているな、と気づいたので、セッションを続けながら、同時に自分の中にある思い込みを手放す作業をしました。

「心や意識の知識がない人は、感情を手放すテクニックを受け入れにくい」
「この人のまわりには問題がある」
「人間関係は問題をはらんでいるものだ」
「この人は問題を抱えて困っている人」
「私はこの人を助けなければならない」

私の中にあるさまざまな「いらない視点」を、浮かぶだけ浮かばせて、消していきました。

クライアントを見るセラピストの視点

そのとき、クライアントさんが

よし、こんなものかなと思った直後、クライアントさんが「あ、なんだか私の中の感覚が変わりました」とおっしゃったのです。

そのあと、抱えていたことをおさらいしながら、もう一度ご自身の感情の揺らぎを丁寧に確かめていただくと、さっきまであった友人への強い怒りや、どうしていいかわからないモヤモヤが、すっかり落ち着いていました。

表情も明るくなったので、最後に、日常で頭がぐるぐるしたときに使える「15秒でできる感情のリセット法」をお伝えして、終了しました。

知識よりも、素直さ

この方は、心理学やセラピーの知識がなくても、私の話とセッションをとても素直に受け入れてくださいました。だからこそ、すぐに変化が起きたのだと思います。

知識よりも、素直さが大切。素直さがあれば、知識がなくても、あっという間に変わることができる。そのことを、ついつい忘れがちになってしまいます。

自分の中にある視点を見直す出来事でした。いつも自分の思考を観察して、自分がこの世界をどう見ているのかを自覚しておくことは、セラピストとしてとても大切ですね。

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