「自分と対話しましょう」
「心（体）の声を聞きましょう」
「自分と向き合おう」

そんな言葉を耳にしたことがありますか？

自分を大切にする、地に足をつけた生き方をするために自分と向き合うことは、意識的にしろ無意識的にしろ必要不可欠です。

「でも、自分と向き合うってどうしたらいいの？」
「心（体）の声が聞こえません」

そんな風に困っている人もたくさんいらっしゃいますね。

今日はそんな方にお勧めの最初の4ステップをお伝えします。

 

本能として備わっている欲求を自覚する

 

「心の声」「体の声」

っていうと、何か特別なご神託のようなひらめきが来ると思っていませんか？
もっともっと細やかな何気ない囁きの方が実は多かったりします。

だから本当はちゃんと聞こえているのに

「これじゃない」

ってなかったことにしている人、結構多いです。
(↑私も昔はやってました）

人間に備わった三大欲求をはじめとした生理的反応をまず自覚するところからはじめましょう。

のどが渇いた
お腹がすいた
トイレに行きたい
眠い

こういう感覚をなんとなく流していませんか？
「今は無理」と当然のようにガマンしていませんか？

この感覚をいちいち、ひとつひとつ拾ってみましょう。

「今私はのどが渇いているな」
「今私はお腹が空いているんだな」
「今私はトイレに行きたいんだな」
「今私は眠いんだな」

当たり前にサラッと流さず、意識してキャッチして自覚するだけでもずいぶんと感覚がアップしますよ。

 

欲求をすぐに叶える

 

感じとって自覚した欲求はすぐに叶えましょう。

・水を飲む
何か作業をしている時や、外出している最中だと、のどが渇いても「これを終わらせてからにしよう」「家に帰ったら水を飲もう」などとガマンしていませんか？
作業の手を止めてみずを飲む、目の前にコンビニや自動販売機があったらすぐにお水を買って飲む、バッグに常にペットボトルを入れておくなどして、のどが渇いたらすぐに水が飲める環境と整えておきましょう。

・何か食べる
しっかりと食事を摂るのが難しくても、チョコレートやクッキー、飴などを口に入れて空腹に対処してみましょう。

ダイエットなどで間食を控えている方は、ミント味のガムを噛むとか、ペパーミントのアロマオイル(エッセンシャルオイルなら最高）の香りを嗅ぐのがおすすめです。
ミントに含まれるメントールには空腹感を抑える働きがあります。

・トイレをガマンせずにすぐに行く
テレビを見ている最中トイレに行きたくなってもコマーシャルまでガマンする。
お仕事中トイレに行きたくなっても恥ずかしいから休憩時間までガマンするのが当たり前になっていませんか？
ちょっとでも尿意や便意を感じたらすぐにトイレに行くようにしてみてください。

・短時間でもいいから寝てみる
夜、眠いのに観たいドラマを見終わってからにしよう、なんてガマンすることはありませんか？
まだ寝る時間じゃないのに早く寝るともったいない気がする、なんて人もいっしゃるかもしれませんね。

ずっとではなくても、期間を決めて1週間とか1か月でもいいので眠気を感じたらすぐに寝る、を試してみてください。

オフィスで仕事中に寝るのはさすがに難しいかもしれませんが、ランチタイムに10分だけ目を閉じてみるだけでもよいと思います。

 

五感を意識する

 

視覚
味覚
嗅覚
聴覚
触覚

私たちに本来備わっている五感、ふだんはなんとなく使っている方が多いと思います。

それをひとつひとつ意識して使ってみてください。

・視覚
目に入るものの色、形、模様、明るさなどをよく観察する。

目に心地よいものはありますか？逆に見ることに負担を感じるもの？
微妙な色の違いがわかりますか？

・味覚
何か食べる時はテレビやスマホを観ながらではなく、食べ物の味に集中して味わってみる。

甘味、酸味、塩味、苦み、はどうですか？
食べ始めてから食べ終わるまで味は同じですか？それとも変化していますか？

・嗅覚
自宅、オフィス、街中でどんな匂いを感じますか？
それは好きですか？苦手ですか？
今食べようとしている食品からはどんな香りがしますか？
自分の体からも匂いがしますか？体の場所によって匂いの違いを感じられますか？

・聴覚
耳に届く物音を意識して聞き取ってみましょう。

自宅、オフィス、街中にはどんな音が感じられますか？
耳に心地よい音はなんですか？逆に耳に入れたくない音はなんですか？

・触覚
触れるものすべてに意識を向けてみましょう。

着ている衣服の肌当たりはどうですか？
寝ているシーツ、使っているタオル、水道の蛇口からでる水の肌触りは？
人に触れられるときどんな感じがしますか？人によって違いますか？

自分の体がどんな感触かすみずみまで触ってみましょう。場所によって違いがありますか？
触れられる体側に意識を向けてみると、触れる側の時と違いはありますか？

 

自分の体をパートナーとして扱う

 

自分の体を自分だとは思わず、自分のパートナーだと考えてみてください。
実際のパートナーが「のどが渇いた」って言った時に無視はしないでしょう？

「そうか、のどが渇いたのね。じゃあお水をどうぞ」
「そうか、のどが渇いたのね。でも今は無理なのでもう少し待っててね」

そんな風に声をかけると思います。
もし訴えを無視してそのままスルーで仕事を続けたり

「のどが渇いた？今飲めるわけないでしょ！」

なんてガマンするのが当然て態度でパートナーに接していたらコミュニケーションがうまく取れなくなってしまいますよね。
自分の体も同じなんです。

自分の体はこの世に生まれてから死ぬまで、片時も離れず一緒にすごす唯一のパートナーです。
大切に大切にコミュニケーションをとるようにしましょう。

 

まとめ

 

当たり前に備わっている私たちの感覚も、無意識になんとなく使うのと意識して使うのではまったく変わります。
筋トレするときに筋肉を意識した方が効果が出るのと同じですね。

大切なのは自覚すること。
意識して使うこと。

欲求を叶えるのもすぐには無理だったとしても、そういう欲求があると自覚することに意味があります。

そんなささいな自分の声をまずキャッチすることからはじめましょう。

「それをやったからって何になるの？」

なんて考えちゃう人もいるかもしれませんが（←昔の私w）心と体は密接につながっています。まずは体の声を自然に聞き取れるようになれば心の声も聞こえてきます。それが結果的に一番の近道だと思いますよ♪(^^)

 

もっと詳しく聞きたい、実際に説明を受けながらやってみたい方はしあわせ思考カウンセリングがおすすめです。

まずは以下のフォームよりご連絡ください。

ご予約　お問合せ